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紅茶の種類について、ふわっと覚え書き

こんにちは、ざっきーです。

紅茶って種類が多くて、よく飲む割にはどれがどういうものなのか曖昧なままだったり…そういう方はいらっしゃいませんか…!
弊社オフィスにも自由に飲める紅茶が備えられているのですが、「そういえばダージリンって何者なんだっけ…」って、結局どういうものなのかよく知らないまま、なんとなくで飲んでいたりするんです。そうです、私です。

ということで、今日は「紅茶」のポピュラーな茶葉から、概要をふわっとまとめた覚え書きを作ってみたいと思います!

まず簡単に、「紅茶」そのものについてです。
紅茶とは、一般的に茶葉を酸化発酵させたものです。
紅茶といえばやはりイギリスのイメージですね!1日に何度もお茶を飲みます。
そして、世界三大銘茶と呼ばれているのが下の3種です。

【世界三大銘茶】
・祁門/キーマン(中国)
・ダージリン(インド)
・ウバ(スリランカ)

では、この3種を含んだ、身近でよく聞く名前の紅茶たちを紹介していきます!

 

紅茶覚え書き(全9種)

 ※()内は代表的な産地名です

 

◆ 祁門/キーマン Keemun (中国)

世界三大紅茶の一つで、歴史的なお茶の名産地、中国の安徽省祁門県でつくられる古典的な紅茶。
生産時期が短く、少量しか採取されない高価な紅茶です。
東洋的な独特のスモーキーフレーバーの中にほのかに甘みが感じられます。
よく締まった茶葉は質が良いことの証で、蒸らし時間は長めに。ストレートがおすすめです。

 

◆ ダージリン Darjeeling (インド)

インドを代表する名産地、ダージリンで生産された紅茶。
世界三大紅茶の一つで、紅茶のシャンパンと呼ばれます。
そのためスレートティーで飲むのがおすすめ。抽出時間は長めに。
また、摘む時期によって色々な香りが楽しめます。

春摘み(ファーストフラッシュ)は軽発酵で、あっさりと飲みやすい印象があります。
夏摘み(セカンドフラッシュ)は味・香りともにベストな時期です。「マスカットフレーバー」と呼ばれる爽やかな香りは上級品の証です。
秋摘み(オータムフラッシュ/オータムナル)は厚い茶葉で渋みのある濃いめの味に。ミルクティーに合います。

 

◆ セイロン Ceylon (スリランカ)

スリランカ産紅茶の総称。スリランカは1972年の国名改称までセイロンと呼ばれていました。
日本でも人気の紅茶です。単一産地銘柄でも、ブレンドティーやチャイ用等としても使用されます。
スリランカでは茶園と加工工場の標高によって「ハイ・グロウン・ティー」「ミディアム・グロウン・ティー」「ロー・グロウン・ティー」の3種に分けられます。
香りや色を楽しむためストレートがおすすめですが、ミルクティーにも合います。

 

◆ ウバ Uva (スリランカ)

世界三大紅茶の一つで、スリランカのウバ州高地で生産される高級茶葉。
セイロンティーの中の1種「ハイ・グロウン・ティー」の代表格です。
香り高く爽やかで、少し渋みの強い大人の味です。ウバ特有の香りはバラやスズランの花にも例えられます。
また、同じ茶園のものでも年度やロットごとに違いが出ます。
ウバの特徴である「ウバフレーバー」と呼ばれる爽やかなメンソール系の香りは、7〜9月のクオリティシーズンにだけ現れる独特な香りで、オークション価格は他の時期の数倍にもなるそうです。
明るい真紅色の水色も特徴的で、カップ水面の淵が金色の輪のように映る「ゴールデンリング」など、目でも楽しむ紅茶です。

 

◆ディンブラ Dimbula (スリランカ)

スリランカ中部ディンブラ地方で生産される紅茶の総称。
セイロンティーの中の1種「ハイ・グロウン・ティー」の中で最も多く生産されており、程よい渋みと芳醇な香りで飲みやすいです。
日本でも馴染み深いセイロンティーのスタンダード的存在なので、紅茶のイメージそのものですね。
ストレートでも、ミルクティーでも。

 

◆ アッサム Assam (インド)

インド北東部のアッサム地方でつくられる紅茶の総称。雨の多いアッサム平原は世界最大の紅茶産地で、アッサムはインドを代表する紅茶です。
濃い茶褐色でコクが強く芳醇な香りは、ミルクティーにぴったりです。
チャイ用に加工されたものも多く出回っています。

 

◆ アールグレイ Earl Grey

ベルガモットで柑橘系の香りをつけたフレーバーティー。
柑橘系ですっきり爽やかな香りは飲みやすく人気があり、まさにキング・オブ・フレーバーティーです。
原料の茶葉には特に規定が無く、キーマンやセイロン、ダージリンも使われます。
この紅茶の「グレイ伯爵」という名前は、イギリス首相に由来するという説が一般的です。
淹れる際は、香りを引き出す為、熱々のお湯で!
アイスティーも美味しいです。
個人的には別バリエーションの「レディグレイ」が好きです。

 

◆イングリッシュ・ブレックファスト English breakfast (イギリス)

本場英国の伝統的なブレンドティー。
風味が強くコクがあって、ちょっと濃い目に淹れて、ミルクやお砂糖と合わせます。
ブレンドされる茶葉は色々あるみたいですが、「アッサム茶」「セイロン茶」「ケニア茶」を使ったものが一般的です。
名前の通り、朝ごはんと一緒に!

 

◆ 正山小種/ラプサン・スーチョン Lapsang Souchong (中国)

紅茶発祥の地と言われている中郷武夷山の茶樹から生まれた歴史ある紅茶です。
茶葉を松葉で燻して着香します。
特徴的な強い香りを持つこの紅茶は、イギリスでとても人気のある茶葉のひとつだそうです。
強い燻香が特徴で、日本ではよく正露丸の香りに例えられますが、実際には色々な種類が存在します。
燻香は欧米輸出向けの強いものから、国内消費向けの弱いもの、燻香ではなく甘いフルーツの様な香りのものもあるそうです。
好みは分かれますが、気に入るとクセになるみたいですね…!
余談ですが、ドラマ「メンタリスト」のジェーンさんも飲んでるやつです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。紅茶飲みたくなりましたね!
私自身まとめていて、各紅茶の基礎的な部分すら知らなかったんだなぁと、色々勉強になりました。
いつもTWININGSとかスーパーに売ってる缶入りのとか、同じものばっかり買ってしまいます…
(個人的には恵比寿のアトレにあるお店DEAN&DELUCAの桃のフレーバーティーが美味しくてオススメです…!)

これからは他のものにも挑戦して、飲み比べてみたいと思います。
茶葉を買いに行く際には紅茶の等級区分等や、また代表的な紅茶メーカーなんかも調べてみると楽しいかもしれませんね。

そしてもちろん弊社オフィスに来ていただければ、例の備え付けの紅茶(全5種)をお淹れします!
来社時に「紅茶飲みたい…」とささやいてください。

ではでは、最後までお読みくださりありがとうございました!

この記事を書いた人

山崎 知美 TOMOMI YAMAZAKI